この6年間で、2020年東京大会が数多くの問題に直面してきましたことは、ご存じの通りかと思います。
競技場問題や、賄賂疑惑問題をはじめとする暗いニュースに包まれたこの大会に向けて活動することは、決して楽な道のりではありませんでした。
特に、団体設立当初は私たちの活動に懐疑的な方に多く出会いました。招致成功から間もなかったこともあり、オリンピック・パラリンピックの存在意義から問われるようなことも多々ありました。
突き付けられた“現実”を前に涙することも一度や二度ではありませんでした。
しかし、この“現実”と真正面から向き合い続けたからこそ、蓄積された2020年東京大会への“想い”は大変深いものとなりました。
おりがみの活動は、社会からの強い風当たりの中、「どのようにすれば、より良いオリンピック・パラリンピックを実現できるのか」という課題に向き合い続けた、私たちの試行錯誤の6年間の結晶です。これからますます溢れるであろう、「2020年東京大会に関わりたい」と願う全ての人々にとって、私たちの活動が少しでも意義のあるものとなれば幸いです。
この6年間の歩みは、私一人のものではありません。真っ暗闇の中を一緒に突き進んできたメンバー達、力強く支えてくださった先生方、温かく応援してくださった行政や企業の皆さま、私たちの関わるイベントに参加してくださった皆さまをはじめ、これまで応援やご支援をいただきましたすべての皆さまに厚く御礼申し上げます。
-オリンピック・パラリンピックを、学生、みんなで-